【使い比べて違いは5つ】雪塩とぬちまーすを徹底比較!味覚や成分、販売店など調査!

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自然塩として有名な沖縄産の塩と言えば、「ぬちまーす」や「雪塩」を見かけることが多いと思います。

では、この二つの塩にはどのような違いがあるのでしょうか?私自身両方使ってみると、結構違いがありました。

違いをまとめてみます。

  • 製法の違い
  • 質量の違い(雪塩の方が軽い:約50%)
  • 水に溶かしたときの味の違い(ぬちまーすの方が甘く、雪塩は少しにがりの味がする)
  • スイカとの相性(雪塩のなじみっぷりはすごいです!)
  • 価格の差(ぬちまーすの方が若干割安)

水に溶かして飲みやすいものや、価格重視ならぬちまーす

にがりの風味が好きだったり、スイカを甘く食べたいなら雪塩。

個人的には両方買って、使いわけるがお勧めです。
炊飯・おにぎり・日常使いにはぬちまーす

  • 料理の仕上げやスイーツには雪塩
  • 料理の仕上げやスイーツには雪塩

本記事では、製法や質量、味、価格や入手しやすさなどを比較していきます。

\水に溶かしたり価格重視なら/

\旨みが濃くて、スイカが甘くなる/

ぬちまーすと雪塩の基本情報

ぬちまーすと雪塩はどちらも「沖縄の海水から生まれた自然塩」ですが、産地・製法・成分バランスに違いがあります。

この違いが、味わいや使い方の幅を大きく変えるポイントになっています。

ぬちまーす

ぬちまーすの写真

まず、ぬちまーすは沖縄・宮城島の海水を使い、独自の「常温瞬間空中結晶法」という特許製法で作られています。

海水を高温で煮詰めず、常温で霧状にし、空中で瞬時に結晶化させるため、ミネラルが壊れず、ふわふわしたパウダー状の塩ができあがります。

塩分量は通常の食塩より約25%低く、カリウムやマグネシウムが多のが特徴です。

ぬちまーすの成分などについてはこちらの記事を参照ください。
【命の塩】ぬちまーす完全ガイド!成分・摂取量・自律神経との関係やマイクロプラスチックの混入リスクは?

雪塩

雪塩の写真

一方、 雪塩は沖縄・宮古島の地下海水を原料とし、海水を濃縮したものを、加熱した鉄板に吹き付けることで瞬時に乾燥させるため、さらさらとした粉雪のような質感になります。

マグネシウム含有量が特に多く、やや苦味を感じる人もいますが、旨味が強いと評判です。

雪塩の成分などについての詳細はこちらの記事を参照してください。
【知らなきゃ損⁉】雪塩のミネラルは何がスゴいの?マグネシウムや成分表徹底解説!

つぐ
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私自身、両方使っていますが、結論としては、どちらも「精製塩とはまったく別物」であり、自然の海のミネラルをそのまま閉じ込めた高品質な塩だと言えます。

この二つの違いとしては、ぬちまーす=非加熱製法でまろやか」「雪塩=加熱製法で旨味が濃いというイメージで覚えると、料理や用途の使い分けがしやすくなります。

日本人には塩が足りない?塩=ナトリウムじゃない!

「雪塩」と「ぬちまーす」の二つの塩について詳細にお話しする前に、精製塩との違いについて少し触れておきます。

結論から言えば、現代の日本人は「塩分(ナトリウム)は摂りすぎ」と言われる一方で、実はミネラルとしての“塩”は不足しがちです。

よく「塩=ナトリウム」と思われがちですが、本来の塩はナトリウムだけでなく、マグネシウム、カリウム、カルシウムなど複数のミネラルを含む、ミネラルの集合体です。

つまり、精製された食塩(99%以上が塩化ナトリウム)と、ぬちまーす・雪塩のような自然塩はまったく別物なのです。

塩≠ナトリウム
塩=ミネラルの集合体

ぬちまーすや雪塩は、ナトリウム量が控えめでマグネシウムやカリウムが豊富です。

これらは厚生労働省, 日本人の食事摂取基準(2020年版)にも記載がありますが、「血圧調整や神経伝達、筋肉の収縮などに関与する」ため、「塩は悪者」ではなく、質を選ぶことが大切 という考え方につながります。

特に暑い季節やスポーツ時は、汗で失われるのはナトリウムだけでなくマグネシウムやカリウムも含まれるため、バランス良く補給できる自然塩は理にかなっています。

ぬちまーすと雪塩の比較

ぬちまーすと雪塩はどちらもミネラルが豊富で、バランスや含有量に違いがありますが、それほど大きな差ではないと感じます。

成分比較表(100gあたり)

成分ぬちまーす雪塩
ナトリウム約29.7g約28.6g
マグネシウム約3.36g(3360mg)約3.31g(3310mg)
カリウム約0.97g(970mg)約1.00g(1000mg)
カルシウム約0.7g(700mg)約0.83g(832mg)
食塩相当量約75.5g約72.6g

主なミネラルとその役割についてはこちらを参照ください。

つぐ
つぐ

ぬちまーすは2000年2月に、雪塩は2000年8月にギネスブックの「最も多様なミネラルを含む塩」として登録されています。(今はそのジャンルが無くなっています)

つまり、どちらもミネラルを多量に含んでいる塩という点では同じということになります。

また、天然の海水を使っている以上、上記の数値は確実なものではなく流動的なものと考えられます。

そのため、成分的な部分では多少の差はあれども大きな差とは言えないと言えます。

質量・見た目の違い

同じ2.5㏄でも雪塩の方が軽いという意外な結果でした。

ぬちまーす2.5㏄で2.3g
ぬちまーす2.5㏄は2.3g
雪塩2.5㏄は1.1g
雪塩2.5㏄は1.1g

かなり見づらい写真でごめんなさい。

  • ぬちまーす2.5㏄:2.3g
  • 雪塩2.5㏄:1.1g

どちらもサラサラしていますが、倍以上の質量の違いがあります。

つぐ
つぐ

ここで気をつけなくてはいけないのは、雪塩とぬちまーすとで、見た目の使用量が倍くらい違うということです。

成分が概ね同じ二つの塩なので、同じように使おうとしたときには、見た目の分量として雪塩はぬちまーすの倍使う必要があるということです。

雪塩を使っている人が、同じ分量でぬちまーすを使用すると、おそらく塩辛くなりますので、注意です。

水に溶かした時の違い

実際に水に溶かしてみました。

1リットルの水に対して、雪塩2.5㏄(約1.1g)、ぬちまーす1.25㏄(約1.1g)を溶かしてみました。

  • ぬちまーす:まろやかな甘みのある水になりました。
  • 雪塩:こちらもまろやかな甘みがあるのですが、比較するとにがりの味が少しします。
つぐ
つぐ

単体でも飲めば、どちらも飲みやすい塩水ですが、比較するとぬちまーすの方がまろやかさがありますね。

ただ、味覚は好みもあるので、どちらが優位ではありません。

スイカにかけた時の違い

夏の定番であるスイカに塩をかけて試したところ、雪塩はめちゃくちゃなじんで、塩気よりも甘さオンリーというくらい甘くなります。

ぬちまーすも甘さを引き立ててくれるのですが、ちょっと塩気が気になりました。

つぐ
つぐ

これも最終的には好みですが、個人的には雪塩を推してしまうくらい、スイカとの相性抜群でした。

価格の比較(2025年7月時点・最新版)

1個買いならぬちまーす公式サイト(250g 1,242円送料込み)が最もコスパが良い

雪塩は公式サイトが送料別のため、Amazon・楽天での購入が現実的に安くなります。

公式サイト

  • 雪塩(送料別)
    • 60g:486円(8.1円/g)+送料
    • 120g:864円(7.2円/g)+送料
    • 260g:1,836円(7.06円/g)+送料
  • ぬちまーす(送料込み)
    • 250g:1,242円(4.96円/g

Amazon(1個買い・送料込み)

2025年7月30日7時時点での価格です。複数購入する方がコスパは良くなりますが、1個売りでの比較としました。

  • 雪塩
    • 60g:700円(11.6円/g)
    • 120g:890円(7.4円/g)
  • ぬちまーす
    • 111g:980円(8.8円/g)
    • 250g:1,620円(6.4円/g

楽天(1個買い・送料込み)

  • 雪塩
    • 60g:699円(11.65円/g)
    • 120g:899円(7.5円/g)
  • ぬちまーす
    • 111g:1,080円(9.8円/g)
    • 250g:1,680円(6.8円/g

価格比較の結論

  • 1個だけ買うなら「ぬちまーす公式サイト」が最安(4.96円/g)。
  • 雪塩は120g(Amazon・楽天)が7.4〜7.5円/gでバランス良し。
  • 公式サイトの雪塩は送料を考えると割高になるため、Amazonや楽天でまとめ買いが現実的におすすめ。
つぐ
つぐ

比べてみると、ぬちまーすの方が1gあたりの単価が安く設定されていますね。価格だけで見るならぬちまーすがお得に買えますね。

入手のしやすさ(最新版)

雪塩はいつでも安定して購入可能ですが、ぬちまーすは公式サイトでは「毎週土曜日に数量限定販売」という少し特殊な販売体制 です。
関連記事▶ぬちまーす公式サイトの販売状況について

ぬちまーすの入手事情

  • 公式オンラインショップ(ぬちまーすストア)
    かなり人気があり、生産が追い付いていない状態が続いています。そのため、
    毎週土曜日の午前10時から数量限定販売が行われ、人気の250gパックはすぐに売り切れることもあります。
    送料込みで1,242円(4.6円/g)と、他のECサイトよりコスパは圧倒的に良いですが、買いそびれると次の販売日まで待たなければなりません。
    関連記事▶ぬちまーす公式サイトの販売状況について
  • Amazon・楽天・実店舗
    Amazonや楽天ではいつでも購入できますが、公式より価格が高く、グラム単価は6〜9円/g程度になります。
    沖縄アンテナショップやカルディで取り扱っている場合もありますが、在庫は不安定です。

雪塩の入手事情

  • 公式オンラインショップ
    60g・120g・260gサイズが通年で販売されており、品切れはほとんどありません。
    ただし送料は別途かかるため、まとめ買いか他商品との同時購入で送料対策をすると良いです。
  • Amazon・楽天・実店舗
    流通が非常に安定しており、沖縄土産店、空港、カルディなど全国の店舗で見つけやすいです。Amazon・楽天でも複数店舗が競合しているため、価格差が少なく安定しています。

流通の安定性まとめ

  • ぬちまーす:公式サイトが最安値ですが、**「毎週土曜の販売チャンス」**を逃すと入手が難しいこともある。
  • 雪塩:流通量が豊富で、いつでも購入可能。

関連記事
雪塩の販売店について
ぬちまーすの販売店について

つぐ
つぐ

雪塩は実店舗でもECサイトでも比較的安定して手に入りますが、ぬちまーすは実店舗ではあまり手に入らず、公式サイトでも限定販売と、やや手に入りづらい状況が続いています。

ただ、ECサイトであればどちらも販売はしているので、こだわらなければどちらも確実に購入できます。

どちらを選ぶべきか?

結論から言うと、「用途・好み・購入しやすさ」で選ぶのがベストです。

どちらも自然塩として非常に優秀なので、「どちらが上か」というより「どちらが自分に合うか」がポイントです。

  • 価格重視ならぬちまーす
  • にがりの深い味わいを求めるなら雪塩
  • お水に溶かして癖なく甘く飲むならぬちまーす
  • スイカを甘く食べたいなら雪塩

可能であるなら、両方常備して使い分けるのがお勧めです。

\水に溶かしたり価格重視なら/

\旨みが濃くて、スイカが甘くなる/

口コミ比較

雪塩の口コミ

こちらの記事を参照してください。
雪塩の口コミと私のレビュー

ぬちまーすの口コミ

こちらの記事を参照してください。
ぬちまーすの口コミまとめ

つぐ
つぐ

どちらの口コミを見ても、価格帯についての悪い口コミが見られます。精製塩と比べてしまうと高価ですが、自然塩と考えればそれほど高い塩ではありません。

また、味や使い勝手についての良い口コミが多いのが印象的です。

まとめ

結論から言うと、雪塩とぬちまーすは「どちらが優れている」というよりも、用途や求めるポイントで選ぶのが正解です。

両者とも自然の恵みを活かした高品質な塩で、精製塩とはまったく別のカテゴリーに位置づけられます。

水に溶かして飲みやすいものや、価格重視ならぬちまーす

にがりの風味が好きだったり、スイカを甘く食べたいなら雪塩。

個人的には両方揃えて使い分けるのがお勧めです。

実際に口コミでも「雪塩とぬちまーすを料理によって使い分けている」という声が多く、

  • 炊飯・おにぎり・日常使いにはぬちまーす
  • 料理の仕上げやスイーツには雪塩

という声が多かったです。

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\炊飯やおにぎり、日常使いに/

\料理の仕上げやスイーツに/

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