沖縄発の自然塩「ぬちまーす」は、ふわふわの雪のような質感と豊富なミネラルを含んだ塩です。
一般の食塩に比べてナトリウムが少なく、マグネシウム・カリウム・カルシウムなど21種類以上のミネラルを含むのが特徴です。
私自身水に溶かして飲んでいますが、他のどの塩よりも甘みを感じる美味しい塩です。
本文では、ぬちまーすについて詳細に解説するとともに、ミネラルの働きやマイクロプラスチック混入に対する安全性についてなど紹介していきます。
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ぬちまーすとは?名前の意味と特徴
「ぬちまーす」という名前は、沖縄の方言で「命の塩」を意味します。
開発者である(株)ぬちまーすの高安社長は、塩は人間の生命を支える根源的な存在であり、「海の恵みをそのまま体に届けたい」という想いで商品を開発しました。
高安社長は、羊水や血液のミネラルバランスが海水と非常に近いことに注目し、海のミネラルを壊さずに摂取できる塩作りを追求しています。
実際に海の成分と血液や用水のミネラルバランスが近いのかを調べてみました。
海水中のイオン組成は、血漿や羊水に含まれる無機質成分と類似しており、古くから海水浴は健康維持や皮膚疾患の治療に利用されてきた
引用:木村美恵子,海水のミネラルと健康,Biomed Res Trace Elements,2007,18(4),336-345
このように、海水のミネラルバランスと血液成分や用水のミネラルバランスは近しいことが分かりますね。
さらには、ぬちまーすの最大の特徴は、常温瞬間空中結晶製塩法と呼ばれる独自の製造方法にあります。
加熱せずに海水を結晶化するため、マグネシウム・カリウム・カルシウムをはじめ、21種類以上のミネラルを自然の形で保持することが可能です。
また、一般的な食塩よりもナトリウム量が少なく、口当たりがまろやかであり、パウダー状の雪のような質感は、料理にひとふりするだけで食材の旨味を引き立てます。
ナトリウムの含有量については、次に示します。
成分表示とミネラルの働き
ぬちまーすは、一般的な精製塩に比べてナトリウムが少なく、21種類以上のミネラルを豊富に含んでいます。
ぬちまーすの成分(100gあたり)

ぬちまーす | 精製塩 | |
食塩相当量 | 75.5g | 99g |
ナトリウム | 29.7 g | 39g |
マグネシウム | 3360㎎ | ほぼ0 |
カリウム | 970㎎ | ほぼ0 |
カルシウム | 700㎎ | ほぼ0 |
ぬちまーすにはその他併せて21種類以上のミネラルが海水のミネラルバランスのままに含まれています。
主なミネラルとその役割
厚生労働省が出している日本人の食事摂取基準(2020年版)をもとに各ミネラルの働きや人体への影響についてまとめます。
ナトリウム
ナトリウムは体液の浸透圧維持や神経・筋肉の機能を正常に保つために必要不可欠な栄養素である。
しかし、過剰摂取は高血圧症や心血管疾患の発症リスクを高める。

ナトリウムというと、摂り過ぎ注意の方にばかり目が行きますが、神経や筋肉が正しく働くためには必要な重要な成分であることが分かりますね。
カリウム
カリウムはナトリウムの排出を促進し、血圧低下作用があることが報告されている。

ナトリウムを摂り過ぎると血圧が上がってしまうのに対して、カリウムは余分なナトリウムを排出してくれる作用があるんですね。
そうなるとナトリウムとカリウムをセットで摂取できるのはありがたいですね。
マグネシウム
マグネシウムは300種以上の酵素反応に関与し、神経伝達や筋収縮の調整に重要である。不足すると神経過敏、不整脈、血圧上昇などが起こることがある。

マグネシウムは体内で様々な働きを調整してくれる重要なミネラルですね。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯の主要な構成成分であり、体内のカルシウムの約99%は骨に存在している。
残りの約1%は血液や細胞内外に存在し、神経伝達、筋収縮、血液凝固などの生理機能に不可欠な役割を果たす。
カルシウムは骨のリモデリング(再構築)に関わっており、摂取不足が長期に続くと骨量が減少し、骨粗鬆症のリスクが高まる。

カルシウムと聞くと、「骨」というイメージが強いですが、実は神経や筋肉が正しく働くことにも関与しているんですね。

ここで一番大切なことは、ミネラルは単体で働くのではなく、ミネラル同士がお互いに作用しあって働いているということです。
精製塩ではナトリウム以外がほとんど除去されるのに対し、ぬちまーすは自然なミネラルバランスを摂取できる点が強みです。
ぬちまーすの摂取量はどれくらい?
ぬちまーすは塩でありながら、一般的な食塩よりナトリウム量が少なく、ミネラルバランスに優れています。
開発者である(株)ぬちまーすの高安社長は、カレン沖縄のインタビュー記事で「ぬちまーすを1日15~20g摂取すること」を推奨されています。※3
この理由として、ナトリウムが少ないだけでなく、カリウムやマグネシウムがナトリウム排出を助け、体のバランスを整えることを挙げています。
ここで計算してみると、ぬちまーす15~20gは食塩相当量に換算すると約11~15gにあたります。
一方で、厚生労働省は 「食塩摂取量は成人男性で1日7.5g未満、女性で6.5g未満」 を推奨しており、この基準と比べると高安社長の提案は大きな差があります。
この点について推察してみます。
食塩相当量11〜15gは大丈夫?
私自身が医師に確認しました
私自身理学療法士として臨床現場にいる中で、内科医に確認してみました。
「大丈夫だと思うよ。ただ、体質も一人一人違うから、多めに摂る場合は毎日血圧を測定して、血圧が上昇するようなら摂取量を減らすようにして、体と相談すれば安心だよね」
とアドバイスがありました。
私の見解
高安社長の主張は「塩=悪」という一般的な考え方を覆し、ミネラル豊富な塩の重要性を提唱するものです。
この見解については、「日本人には塩が足りない」という書籍を読んでいただくと、理解しやすいかと思います。

この書籍において、「塩=ナトリウム」ではなく、「塩=ミネラルの集合体」であり、ナトリウムだけを過剰に摂取することが問題であり、本来の塩(ミネラルの集合体)については摂取することを推奨しています。
\塩とは何か?というところから考えさせられます/
- 電子書籍
- 紙の書籍
一般的な見解から行くと、ナトリウムは過剰になり得るため、自分の血圧や体調を観察しながら使うのが現実的だと思います。
また、厚生労働省, 日本人の食事摂取基準(2020年版)によると
健常者ではカリウム過剰摂取による健康被害はほとんどないため上限値は設定しない

このことは腎機能に問題がなければということになりますので、疾患などがある方は、摂り過ぎには注意が必要なのではないでしょうか??
まとめると、基本的には厚生労働省の摂取量を意識しながら、血圧などを測定しながら少しずつ摂取量を増やしていくのが良いのではないかと思います。
ただし、基礎疾患などがある方は、事前に医師に相談してからの摂取が望ましいです。
ぬちまーすと自律神経の関係は?
ここでは、ぬちまーすに含まれる成分について、生理学的な点から考察していきます。
ぬちまーすに含まれる マグネシウム・カルシウム・カリウム は、神経や筋肉の働きをサポートし、自律神経系のバランスを整えるうえで重要なミネラルです。
マグネシウムと神経の働き
マグネシウムは「リラックスミネラル」とも呼ばれ、神経伝達や筋肉の収縮・弛緩に関与することが分かっています。
「マグネシウムは300種以上の酵素反応に関与し、神経伝達や筋収縮の調整に重要である。不足すると神経過敏、不整脈、血圧上昇などが起こることがある。」
さらに、大阪大学微生物病研究所の研究でも、マグネシウム不足が神経の過剰興奮や血圧調整の乱れに関与することが示されています。
マグネシウム不足は神経の過剰興奮やストレス反応の増強に関与し、精神的な不安定さや高血圧などのリスク因子となる可能性がある。

現代の食生活では精製塩や加工食品が中心となり、マグネシウムの摂取が不足しやすい傾向があります。
これがストレスや交感神経の過剰な働きに影響を与える可能性があり、ぬちまーすのような自然塩は日常的なマグネシウム補給の助けになります。
カルシウム・カリウムの役割
「カルシウムは骨や歯の主要成分であると同時に,神経伝達や筋肉収縮,血液凝固などの生理機能に関与している。」
「カリウムは細胞内液の主要陽イオンであり,細胞の興奮性や浸透圧,酸塩基平衡の維持に重要な役割を果たす。」

カルシウムは神経興奮を鎮め、筋肉や神経がスムーズに働くための「ブレーキ」の役割を果たします。
一方、カリウムはナトリウムの排出を助け、細胞の興奮性を安定させる「調整役」として働きます。
これらのミネラルがバランスよく存在することで、自律神経の過剰な興奮を防ぎ、心身のリラックスをサポートする可能性があります。
皮膚からのミネラル吸収について
海水中の無機質成分は皮膚を通して吸収され,皮膚疾患の改善やリラクゼーション効果が報告されている。
引用:木村美恵子,海水のミネラルと健康,Biomed Res Trace Elements,2007,18(4),336-345
ぬちまーすは入浴剤としても使えるため、口から摂取するだけでなく、経皮的にミネラルを取り入れる方法でもリラックス効果を期待できます。
なお、ぬちまーすの美容用シルクソルトも出ていますよ。
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ぬちまーすの味と使い方
ぬちまーすは、ふわふわとしたパウダー状の軽い質感と、塩辛さの角が取れたまろやかな味わいが特徴です。
一般的な精製塩よりもナトリウムが少なく、マグネシウムやカリウムを多く含むため、口に含むとやわらかな塩味と旨味が広がります。
料理の隠し味として少量使うだけで、素材の甘みや旨味が引き立ちます。
料理での使い方
- 仕上げ塩に最適:天ぷらや焼き魚、ステーキにひと振りするだけで味がまろやかに。
- 漬け込みや下味:鶏肉や豚肉をぬちまーすで下味をつけると、ミネラルの作用で柔らかく仕上がる。
- ご飯や野菜に:温かいご飯や茹でた野菜に直接かけると、食材本来の甘みが引き立つので、おにぎりには最適です。
私のおすすめの使い方
- 水に溶かして飲む:水1リットルにティースプーン半分〜1杯のぬちまーすを溶かすと、ほんのり甘味を感じ、飲みやすいミネラルウォーターになります。
- ご飯を炊くときに:2合の米にティースプーン1杯加えると、ご飯の味がまろやかになり、旨味がアップします。
- 味噌汁の隠し味に:味噌汁に少量入れるだけで、味が柔らかくなり、塩辛さが角立ちません。
- 豆腐の塩漬け:リンク先で雪塩を使うレシピがありますが、ぬちまーすでも同様にコクのある美味しい豆腐の塩漬けが作れます。(→ 豆腐の塩漬けレシピ)
マイクロプラスチック混入リスクは?
近年、海水由来の塩に**マイクロプラスチック(5mm以下の微細なプラスチック片)が混入する可能性が指摘され、自然塩の安全性が問題視されています。
ぬちまーすの安全性
ぬちまーすでは、マイクロプラスチックよりも細かいフィルターを使用して海水をろ過し、さらに定期的に外部機関による検査を実施しており、現在までマイクロプラスチックは未検出とされています。
また、常温瞬間空中結晶製塩法により、加熱せず海水中のミネラルを結晶化させる工程でも、ろ過後の清浄な海水が使用されるため、品質の安全性は高いといえるでしょう。
ぬちまーす口コミまとめ
悪い口コミ

1. 価格が高め
- 「値段が高いのがネック。」
- 「どんどん値段が高騰して手が出なかったが、やっと買えた。」
- 「最近いつも品切れで高値になっている。」

ぬちまーすは独自の特許製法(常温瞬間空中結晶法)で製造されるため、生産コストが高めです。
ただし、公式サイトの定期購入やセット購入を利用すると1gあたり4〜5円台に抑えられる場合があります。
また、精製塩と比べると高いですが、自然塩としてはそれほど高い価格帯ではないです。
なお、生産が追い付かなくなっていることから、ECサイトでは高値で販売されていることがあるので注意が必要です。
2. 入手困難・品薄
- 「大人気で品薄、やっと購入できた。」
- 「最近売り切れが続いている。」

公式オンラインショップは毎週土曜日に販売する仕組みになっているため、販売タイミングを狙えば購入可能です。
またAmazonや楽天の在庫チェックも有効です。
良い口コミ

1. 味・風味
- 「まろやかで美味しいお塩。素材の味を引き立てる。」
- 「塩むすびや野菜が格段に美味しくなる。」
- 「尖ったしょっぱさがなく、旨味がある。」
2. 健康効果・体調改善
- 「頭痛の頻度が減った気がする。」
- 「足のつりや体調不良が改善した。」
- 「病院の先生からおすすめされた。」
3. 使い勝手
- 「サラサラで溶けやすく、料理にもドリンクにも使える。」
- 「ご飯を炊くと艶が出て美味しく炊き上がる。」
- 「スポーツドリンク作りに最適。」
4. サービス
- 「パンフレットが参考になる」

ぬちまーすは 「まろやかな味・高いミネラル含有量・健康効果」 が高く評価されています。
特に 料理の仕上がりが上品になる、塩むすびやおにぎりが格別に美味しくなる という声が多数。
他の自然塩との比較(雪塩など)
ぬちまーすとよく比較される自然塩のひとつに、同じ沖縄発の「雪塩」があります。
どちらも海水を原料とした自然塩ですが、製法や成分、食感に違いがあります。
まとめ
ぬちまーすは、沖縄の美しい海水から生まれた「命の塩」です。
ナトリウムが少なく、マグネシウム・カリウム・カルシウムなど21種類以上のミネラルを自然な形で含むのが最大の特徴です。
高安社長は1日15〜20gの摂取を推奨されていますが、食塩相当量は約11〜15gとなり、厚労省の基準(7.5g未満)を超えるため、血圧や体調を観察しながら徐々に増やしていくことが安全と言えます。
また、ぬちまーすに含まれるマグネシウムやカリウムは、自律神経や血圧バランスに影響を与える重要なミネラルです。
大阪大学の研究などからも、マグネシウム不足が神経過敏やストレス反応の悪化に関与する可能性を示しており、自然塩からの摂取は一定の意味を持っていると言えます。
さらに、ぬちまーすは マイクロプラスチックより細かいフィルターでろ過し、外部機関での検査でも未検出とされているため、安全性の面でも安心です。
料理の仕上げやミネラルウォーター作り、ご飯の炊き込み、味噌汁、さらには美容・入浴用途まで、「毎日の暮らしで使える万能塩」として幅広く活躍します。
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参考・引用
*1 木村美恵子,海水のミネラルと健康,Biomed Res Trace Elements,2007,18(4),336-345